発毛と育毛の違いとは

髪の量や太さなど、毛髪の状態に悩んでいる人は、男女や年齢を問わずとても多く、病院での治療や毛髪産業は、悩める人の駆け込み寺となっています。
たかが髪、されど髪であり、この髪型一つで、気分は上がったり下がったりと、精神的にも影響を及ぼす事がある程、毛の存在は大きいのです。
毛があるうちは良いですが、何らかの原因によって脱毛してしまったり、薄毛になってしまったりと、病気やストレスによって変化する事も多いです。
そのため単に加齢による現象であるとも言えない難しい問題です。

脱毛や薄毛になってしまったら、何とかして髪を元に戻すために努力しますが、その段階で、発毛と育毛という言葉に出くわします。これらは、同じようで異なる意味を持ち、それぞれの状態を知識として入れ、理に適った方法をしっかりと行う事が大切です。
発毛という状態は、抜けてしまった毛穴から、再度毛を生やす事です。通常の健康な頭皮の場合は、毛が抜けても、毛周期のサイクルに合わせて、次の毛がしっかりと生えてきます。
ところが、何かしらの原因によってそのサイクルがうまく機能しなくなり、毛が抜け落ちた状態のまま、毛穴に変化が起こらない事があります。
そのような状態から、頭皮の改善や栄養、血流などにアプローチし、毛根からの毛の発生を促すようにする事が発毛となる訳です。

実際に発毛によって毛を生やす事は簡単とは言えず、様々な努力をしなければなりません。
頭皮の環境を整える事は必須であり、毛根が傷んでいる場合は、専門家の力を借りて、その治療から始めなければなりません。
パーマや染色剤によって毛だけでなく頭皮も傷め、その結果、毛根にダメージを与えている場合も多く、それらに対しての意識改革も必要となり、自分自身で、発毛を促すために出来る事を続けながら発毛環境を整えます。
育毛は、発毛とは多少異なり、今、生えている毛や、これから生えてくる毛に対してアプローチし、良い毛を育てるという意味があります。
毛根から毛は生えていても、太さがとても細い場合や、うねりやクセが酷い場合は、この育毛という行為が必要となります。

さらに、毛根から生えてきた毛自体が、毛周期のサイクルに合わせて抜けるのではなく、成長過程で抜けてしまったり、切れてしまったりと、毛自体に強さが無い場合も、毛を育てる事が必要になってきます。
育毛という意味合いは、今ある毛を丈夫にしたり、生えてくる毛のために、十分な栄養を行き渡らせるようにする事を続け、その結果、しっかりとした太い健康な毛となる事を目指すという事になります。

育毛も発毛も、綺麗な頭皮環境を整えるのが第一

発毛で毛を生やす事、育毛で毛を育てる事は、このように少しだけ異なります。ただし、どちらの状態であれ共通するのが、頭皮環境を整える事にかかっている、という事です。
発毛の場合は、清潔な頭皮環境は大前提であり、成長期、退行期、休止期を繰り返す毛周期の正常化を目指します。
血流アップや皮脂バランスを整わせ、毛の発毛の活性化を毛根に促すよう、様々な方法を使って行います。 育毛の場合も、発毛と同じく頭皮環境は大切ですが、毛根自体の細胞分裂を促進させ、毛を生えやすくする方法があります。
毛根の先端である毛乳頭の毛母細胞を細胞分裂させる事で、古い細胞から新しい細胞に変わっていきます。
そしてそれが毛の成長の元となります。
細胞分裂によって新しい細胞が活性化し、毛が伸びやすくなるようになります。

どちらに対しても、清潔な頭皮と、毛根に行き渡らせる栄養や、血流やリンパの流れなど、基本的な対処法は大きく変わりません。
ベースとなる頭皮環境を整え、生活習慣を見直し、その上で、可能な限り専門家の力や、必要であれば医師の診察を受け、毛の状態にあった対処や治療を施す事が、何よりも大切です。
そして、一番気をつけるべき事はストレスかもしれません。
頭皮や毛の事で常に悩む事のないように、やるべき事をやりながら、気を楽に持つ事も治療の一つとなります。