AGAに効果があるとされる栄養素とは

M字ハゲやO字ハゲと表現されているように、男性の薄毛は生え際から頭頂部にかけての範囲に集中するのが特徴です。これは、悪玉男性ホルモンのDHTの作用により、この部分の髪の毛のヘアサイクルが狂わされてしまうからです。 このDHTが原因で発症する薄毛のことは、男性ホルモン型脱毛症という意味のAGAと呼ばれています。 ちなみに、AGAはX染色体上に存在している男性ホルモンレセプター遺伝子の多型がカギを握っており、この遺伝子を受け継いだ場合は高確率で発症します。つまり、母方の祖父が薄毛の場合は要注意ということです。 遺伝子を引き継ぐことを拒否することは出来ないので、AGAの発症自体を防ぐということは出来ません。

ただし、現在では医療機関でのAGA治療が本格的に行われるように、進行を防ぐということは十分に可能です。具体的には、2005年に厚生労働省に承認されたプロペシアという治療薬を服用するという方法です。 この治療薬は、1年間かけた臨床試験により、被験者の58パーセントに軽度改善以上、98パーセントに不変以上の効果が発揮されたことが確認されています。 なお、プロペシアは、生え際から頭頂部にかけての毛根内部に存在しているII型5α-reductaseという還元酵素の阻害剤で、髪の毛に対しての直接的な効果はありません。 しかし、このII型5α-reductaseはDHTの生産に関与しているので、活性を抑制することにより生産量は減少します。つまり、AGAの原因物質の生産が阻害されるので、狂わされていたヘアサイクルが正常な状態に回復します。

このようなプロペシアの作用と似たような働きを行うのが、豆腐や納豆などの大豆食品に含まれているイソフラボンという栄養素です。 この成分は、II型5α-reductaseの酵素活性を阻害するという作用を発揮するので、DHTの生産を抑制するという効果を期待できます。 もちろん、このような効果はプロペシアよりもかなり控えめですが、大豆食品には他にも育毛に有効な栄養素を含んでいます。 それは、髪の毛の材料になるタンパク質、タンパク質の働きをサポートするミネラルの亜鉛、髪の毛を健康な状態でキープするビタミンB2、新陳代謝を活性化するビタミンB6、頭皮の老化を防ぐビタミンEなどです。 このために、普段の食生活に大豆食品を取り入れることにより、AGAの効率的な予防を実現することが出来ます。

AGAに有効な料理レシピを紹介します

AGAなどの薄毛に対して効果的な大豆食品ですが、単体で摂取するだけでは十分ではありません。何故なら、タンパク質の含有量は動物性の食品と比較すると物足りないうえに、タンパク質や亜鉛をサポートするビタミンCを含んでいないからです。 このために、これらの栄養素を含有した食品を組み合わせて摂取できるような料理は非常に有効です。 そこで、緑黄色野菜と鶏肉と大豆性食品を同時に食べられる料理としてオススメなのが、ブロッコリーと鶏肉の豆腐グラタンです。これならば、タンパク質とビタミンB群やC、亜鉛などのミネラルをまとめて補給することが出来ます。

この料理の作り方は、ブロッコリーと鶏肉を手ごろなサイズに切ることからスタートし、豆腐・塩コショウ・粉チーズをフードプロセッサーにかけて滑らかにします。次に、フライパンに油を敷きカットした鶏肉を炒め、火が通ったらブロッコリーを蒸し焼きにします。 そして、塩コショウなどで味を調えた後に、豆腐クリームを加えて絡めるようにします。最後にグラタン皿に乗せて上にチーズを置き200度のオーブンで約10分間焼いたら出来上がりです。 なお、緑黄色野菜はブロッコリーではなくほうれん草でも可能で、アーモンドなどのナッツ類を最後に加えるとより完成度は高くなります。それは、ナッツ類にはタンパク質やミネラルを豊富に含んでいるからです。 このように、緑黄色野菜の種類を変えたり、ナッツ類により調整するなどの方法で、変化をつけることが出来ます。