AGA治療薬を飲み忘れてはいけない理由

手のひらの薬

男性の薄毛は男性型脱毛症と呼ばれ、英語のAndrogenetic Alopeciaを略してAGAと言います。少し前まで、AGAは遺伝や体質だから仕方がないと多くの人が諦めていましたが、最近は治療を受けることで状態を改善できるようになりました。
しかし、まだ多くの男性が治療を受けるのは恥ずかしいと思っています。我慢を続けて、これ以上は無理だと思ったときに病院に駆け込んでくる男性もいます。
AGAというのは決して恥ずかしい病気ではありません。
適切な治療をすれば改善することは可能です。ただ、進行性の病気なので、何もしないまま放置しておくと髪の毛はどんどん抜け落ちてしまいます。
できるだけ早い段階で治療を始めることがとても大切です。
進行は頭頂部や生え際、前頭部など個人によって進み方が異なります。
どんどん抜けていくことに危機感を感じてしまう人もいますが、よく見ると髪の毛は抜けても産毛が残っていることが分かります。

毛包と呼ばれる、毛を産生する期間があれば、髪の毛を太く長くすることは可能です。 AGAの治療は、クリニックを受診して医師の診断を受ける必要があります。
医師は抜け毛の状態を診察し、状態に合った治療薬を処方します。
薬にはいくつかの種類がありますが、どれも処方箋がなければ手に入れることはできません。
そもそも、髪の毛というのは一定の周期に従って生え変わりを繰り返しています。抜け落ちても新しい髪の毛が生えて成長すれば、全体のボリュームは変わりません。
AGAで抜け毛が増えてしまうのは、本来はまだ成長途中の毛が抜け落ちてしまうことと、硬く成長せずにやわらかい細い毛になってしまうことが原因です。

成長期の周期を短くしているのが、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンです。
AGAの脱毛部にはジヒドロテストステロンが高濃度にあり、十分に髪の毛が育たず抜け落ちてしまったり、細い髪の毛になると言われています。
AGA治療では生活習慣の改善と共に薬を使用します。飲み忘れてしまうと、血液の中の濃度が低下してしまいます。
特にフィナステリドは24時間で体内から消えてしまうので、毎日飲み続ける必要があります。
フィナステリドは、ジヒドロテストステロンを抑制する働きがあります。継続して飲み続けることで効果を発揮するので、24時間ごとに服用する必要があるというわけです。
薬の飲み忘れが続くと、血中濃度が下がり効果もなくなってしまいます。

長期間飲み忘れることによるデメリットとは?

AGA治療薬を長期間飲み忘れてしまうと、様々なデメリットがでてきます。まず、せっかくの治療の効果がでなくなってしまいます。
フィナステリドなどAGA治療薬は保険適応外の薬なので、わざと服用する回数を減らして長持ちさせるという人もいます。しかし、24時間で体内から消えてしまう薬なので、この飲み方では効果を十分に発揮することはできません。
ジヒドロテストステロンを抑制することで抜け毛を減らし、本来成長するべき髪の毛を育てるのがこの薬です。長期間飲み忘れてしまうと、ジヒドロテストステロンの抑制ができずに脱毛は加速してしまいます。

フィナステリドの効果を感じるまでには、最低でも数カ月という単位で飲み続けなければいけません。飲んだからと言って、すぐに毛が生えてくるという薬ではないことを覚えておきましょう。
毎朝7時に飲むなど、自分で24時間おきになるように飲む習慣をつけるといいでしょう。また飲み忘れたからといって、昨日の分を含めて2倍飲むというのは絶対に行ってはいけません。
医師からの指導がありますが、2倍飲んだからと言って効果が高まるわけではありません。副作用のリスクが高まってしまうので、行わないようにしましょう。